歯周病治療・歯茎再生治療
歯周病は、歯ぐき(歯肉)やその下にある歯を支える骨(歯槽骨)など、歯を取り巻く組織が細菌によって攻撃され、炎症を起こす病気です。
初期段階では歯ぐきの腫れや出血程度ですが、進行すると歯がぐらつき、やがて抜け落ちてしまうこともあります。
近年では、日本人の成人がお口の中で失う原因の多くが歯周病と言われており、予防や適切な治療が欠かせません。
私たちは、できるだけ歯を残し、長く自分の歯で噛む喜びを味わっていただくため、歯周病に対して丁寧で効果的な治療法をご用意しています。
早期発見・早期治療の重要性
歯周病は初期段階では痛みを感じることが少なく、気づかないうちに進行してしまいがちです。
しかし、歯肉が腫れる、ブラッシング時に出血するといったサインがあれば、早めに来院いただくことで重症化を防ぐことが可能です。
歯周ポケットの深さや歯ぐきの状態を正確に把握し、適切なケアを行うことで、歯を抜かずに維持できるケースが多くなります。

当院が目指す歯周病治療
当院は、「残せる歯はできるだけ残す」という考えに基づき、歯周病に対して積極的かつ丁寧な治療を行います。
健康な歯ぐきへと戻すには、プラーク(歯垢)や歯石を除去し、細菌の数を減らし、歯周組織を安定させることが重要です。
これには、定期的なクリーニング、ブラッシング指導、生活習慣の改善、そして必要に応じた外科的処置を適切に組み合わせることが求められます。
ブルーラジカルを用いた治療
当院では、「ブルーラジカル」という国内で唯一厚労省が承認した歯周病治療器を導入しています。
ブルーラジカルは、青い光と過酸化水素水を用いて、歯周ポケット内の細菌を劇的に殺菌する先進的で日本で唯一治験を経て承認された画期的な治療法です。
従来の超音波スケーラーやハンドキュレットによる物理的な歯石・プラーク除去に加え、この装置を組み合わせることで、細菌を強力に減少させることが可能になりました。

ブルーラジカルの特長
ブルーラジカルは、3%の過酸化水素に波長405nmの青色レーザー光を照射することによって発生するヒドロキシラジカルという活性酸素を用いて殺菌を行う機械です。これにより、深い歯周ポケット内に潜む細菌までアプローチでき、従来の器具では難しかった部位にも効果的なアクションを起こせます。
治療時間や痛みを軽減し、患者様にとってより受け入れやすい歯周病治療へとつながっています。
ブルーラジカルについて詳しくはこちらを御覧ください。
治療ステップと機材の活用

超音波スケーラー
歯周病治療の基本として、歯石やプラークの除去には超音波スケーラーを使用します。
超音波の振動で硬い歯石を効率よく落とし、歯周ポケット内を清潔な状態へ導きます。
これにより、ブルーラジカルによる殺菌効果がより発揮されやすくなります。

歯周ポケットプローブ
歯周ポケットの深さを測定する「歯周ポケットプローブ」は、治療計画の策定に不可欠です。
ポケットの深さを知ることで、病状の進行度や効果的な治療方法を判断できます。
正確な計測により、不要な処置を避け、必要な処置に集中できます。

デジタルX線
デジタルX線撮影は、骨の吸収状況や歯周組織の状態を正確に把握するために欠かせません。
骨がどの程度溶けているかを把握することで、適切な治療計画を立案し、将来的な予後を見極めます。

歯肉キュレット
歯肉キュレットは、歯肉の下に潜む歯石やプラークを丁寧に除去するための器具です。
細かい操作で歯周ポケット内をきれいにすることで、炎症を抑え、歯周組織の改善を促します。

口腔内カメラ
口腔内カメラは、患者様にも状態をわかりやすく伝えるために役立つツールです。
治療前後の変化をモニターで確認することで、なぜその治療が必要なのか、どう改善したかが一目で分かります。
理解が深まることで、不安の軽減と納得の上で治療を進めることが可能となります。
歯茎再生治療の取り組み
歯周組織再生へのアプローチ
重度の歯周病などで歯を支える骨や歯肉が大きく失われた場合、歯茎再生治療が有効な選択肢となります。
この再生療法は、自然治癒力を引き出し、破壊された組織を補うことで、再び歯がしっかりと支えられた環境を取り戻します。
バイオマテリアルによる再生
当院では、歯周組織再生用バイオマテリアル(例:骨置換材料)を用いることで、失われた骨や歯肉の再形成を目指します。
この手法により、単に炎症を抑えるだけでなく、歯周組織そのものを取り戻す可能性が広がります。
結果的に、歯の寿命を延ばし、長期的な健康を支える土台を築くことができます。
再生治療の流れ
歯茎再生治療を行う際には、まず十分な検査を行い、どの程度の組織回復が見込めるかを判断します。
その後、適切な麻酔下で歯周ポケット内を清掃し、必要に応じて骨置換材料を填入します。
処置後は経過観察を行い、定期的なチェックとメンテナンスを繰り返すことで、再生した組織を長く維持できるようサポートします。
自分の歯を長く使うための考え方
歯を残すことの意義
歯周病治療や歯茎再生治療を通じて歯を残すことには大きな価値があります。
自分の歯で噛むことで、食事を存分に楽しめ、咀嚼能力が維持されることはもちろん、全身の健康維持にもつながります。
かつては抜歯が避けられなかったケースでも、技術の進歩により、より多くの歯を残せるようになりました。
8020運動との関係
当院は「80歳で20本以上の歯を残す」8020運動を強く意識しています。
この目標を達成するためには、歯周病をコントロールし、歯と歯ぐきを健全な状態に保つことが不可欠です。
予防的な定期検診と、症状の出る前からのケアが、将来にわたる口腔の健康を左右します。
患者様との対話とケア
コミュニケーションを大切に
当院は「おしゃべり好きな院長」をはじめ、スタッフ全員が対話を重視しています。
歯周病や歯茎再生治療には、患者様のライフスタイルやブラッシング習慣、食生活など、さまざまな要因が影響します。
これらを一緒に考え、改善策を練ることで、治療だけでなく、再発防止にも大きく貢献します。

わかりやすい説明と納得の治療
デジタルX線や口腔内カメラで得た情報をもとに、現在の状態、必要な治療法、期待できる効果やリスクなどをわかりやすくお伝えします。
患者様が納得した上で治療を受けることで、不安が軽減され、積極的にケアを続ける意欲にもつながります。
治療後のフォローアップや定期的なメンテナンスについても丁寧にご案内するので、長期的な健康維持が期待できます。
予防とアフターケアの重要性
定期検診で症状をコントロール
歯周病や歯茎再生治療は、処置して終わりではありません。
治療後も定期的な検診やクリーニングを行い、状態をチェックすることで再発を防止します。
異変があれば早期に対処でき、治療期間や費用の負担を軽減することにもつながります。

日常ケアと生活習慣の見直し
正しいブラッシング方法やデンタルフロス、歯間ブラシの使い方など、日々のケアも大きな意味を持ちます。
当院では、お口の中の状態を把握し、より適したホームケアを提案いたします。
また、食生活や喫煙習慣、ストレスなど、多面的な要因が歯周組織に影響するため、必要に応じてアドバイスを行い、総合的な健康管理を目指します。
将来を見据えた治療計画
長期的な視点での
口腔健康維持
歯茎再生治療を含む計画的な治療を通じて、現在の症状を改善するだけでなく、将来的な歯の喪失リスクを減らします。
これによって、年齢を重ねても自分の歯で食べ、笑える環境を維持できます。
治療後の満足と自信
しっかりした咬み合わせで食事を楽しみ、会話や笑顔にも自信を持てるようになることは、全身の健康やQOL(生活の質)向上にも良い影響を与えます。

歯周病治療・歯茎再生治療で
叶える笑顔ある暮らし
当院は、ブルーラジカルをはじめとする様々な治療機器・技術を活用し、歯周病治療や歯茎再生治療に取り組んでいます。
精密な診断、丁寧なコミュニケーション、最小限の侵襲、そしてスタッフ同士の連携が、質の高いケアを実現します。
将来を見据えた治療計画によって、自分の歯で噛む楽しさ、豊かな食生活、笑顔で過ごす日々が長く続くようサポートいたします。